- (1)骨折部、その上下の関節を動かさないように安静にする。
- (2)出血していれば止血する。
- (3)骨が飛び出していたり、骨折部が変形していても、絶対に元の形にもどさない。
- (4)副子(骨折部の上下の関節が固定できる長さのもの)をあてて、骨折部分を中心に前後の関節を固定し出来るだけ早く病院で受診する。
■腕や手首
肘から直角に曲げ、副子をあてて包帯でしばり、三角巾でつるす。
■足首
段ボールやバスタオル、シーツなどで足首を直角に固定する。
■脊椎
脊椎神経を傷つけてマヒを起こす恐れがあるので、患者を担架や板の上に寝かせて、折れたところを動かさないようにし、静かに病院へ運ぶ。