令和5年度教育行政方針
はじめに
宿毛市は、宿毛市振興計画で「人が輝き 自然と生きる 共感・共創のまち“宿毛”」をめざし、豊かな地域資源の価値を知恵と工夫で最大限に高め、未来の宿毛で活躍する人材をみんなで育て、新しい誇れる歴史を刻んでいくことをまちの将来像としてまちづくりに取り組んでいます。
その将来像を実現するための4つの政策目標の1つの柱として「学びと交流で明日の人を創る」ことを目標としており、教育の振興は、地域の発展に大きく寄与するものと考え様々な取り組みを行っています。
また、国際目標SDGsの達成に向けて可能な取り組みを進めることが求められています。
学校教育については、これまで取り組んできた「生きる力」を育む教育の充実に努め、情報化やグローバル化をはじめ、絶え間ない技術革新など常に変化を続ける社会の中で、子ども自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して行動できる人材の育成に向けて取り組んでいく必要があります。
社会教育については、市民一人ひとりが生きがいと潤いのある人生を過ごすため、自主的な学習機会の充実や健康増進に向けた取り組みを推進するための拠点となる各種文化施設や社会体育施設を積極的かつ有効に活用していく必要があります。
これらの取り組みにより、いかに社会が変化しようと、生涯にわたって学び続け、社会の一員という自覚を持ちながら、主体的に判断し、行動できるたくましい人材を育成していく必要があると考えています。
地域振興の礎は、人づくりにあります。
宿毛市は、明治維新以降、国の発展のために活躍した数多くの人材を輩出した地域であります。その郷土の伝統と文化を大切にしつつ、子どもたちが大きな夢と志を持ち、生涯にわたって学び続ける意欲が持てるよう確かな学力の保障と豊かな人間性を身につけた、健康でたくましい人づくりを目指してまいります。