津波は30cmの深さで、避難行動が困難になります。
南海トラフ巨大地震が発生した場合、宿毛市では、早いところで10分~20分程度で30cmの浸水する津波が到達すると予測されていますので、大きな揺れ や小さくても長い揺れを感じたら、津波警報などの情報を待たず、すぐに避難行動を開始してください。
また、宿毛市では10m以上の津波が予測されています。
> 津波の浸水深や到達予測などの詳細は、こちらをご覧ください。
津波を理解する
●津波の特徴を知る
津波の速さは海が深いほど速く、太平洋などの深さが4,000m程度あるところでは、時速720kmにもなり、ジェット機並みの速さになります。浅くなる にしたがって遅くなりますが、それでも10mの水深で時速36km、短距離ランナーが全速力で走るぐらいのスピードです。
津波は2波、3波と何度も繰り返します。また、第1波が最大であるとは必ずしもいえません。津波警報が解除されるか、少なくとも6時 間は海岸に近づいてはいけません。
津波の高さは海岸の地形によって大きく変わります。水深が浅くなるにつれ、波は高くなり、湾の奥などでは、津波のエネルギーが集中 し、20m~30mになることもあります。
●津波の力
津波の力をあなどることは出来ません。地上に押し寄せる波だけでなく、海へと引き返す波も強力で、人や家などすべてをのみ込みます。 また河川を11kmもさかのぼった例もあり、河川流域でも十分な警戒が必要です。
津波から身を守るには、すぐ避難
●地震の揺れの程度で自己判断しない
揺れが大きくなくても津波が起きるケースはしばしばあります。過去には震度3で大津波が押し寄せたこともありました。弱い地震であっ ても長い時間揺れを感じたときは、すぐに海岸から離れ、急いで安全な場所に避難しましょう。
●避難に車は使わない
原則として車で避難するのはやめましょう。1993年の北海道南西沖地震では車で避難した人が続出し、渋滞してしまったため津波にの み込まれた人も多くでました。
●高い場所に避難
揺れがおさまったら近くの高台か鉄筋コンクリート3階建て以上の建物に避難しましょう。また、日頃から家族で避難先を2つ以上話し 合っておきましょう。
●日頃からできること
1.津波発生時の浸水地域や避難場所へのルートを確認しておきましょう。
2.避難に備えて非常持出品の準備をしましょう。
3.家族で災害時の行動、避難場所等を確認しておきましょう。
●大津波警報・津波警報の発令
津波警報・注意報が発表されると、防災行政無線で市民の皆さんにアナウンスとサイレンでお知らせします。
警報のサイレンパターンは次のとおりです。
・大津波警報 3秒吹鳴 2秒休止 (繰り返し)
・津波警報 5秒吹鳴 6秒休止 (繰り返し)
※南海地震と思われる強くて長い揺れを感じたら、警報を待たずにすぐに避難しましょう。
最新 (平成26年10月配布)の「宿毛市防災マップ(津波ハザードマップ)」はこちらです。
津波避難ビル一覧表
ビルマップ番号 | 建物名称 | 最上階の高さ |
1 | シティブライト | 9m |
2 | ロイヤルコート | 12m |
3 | ビジネスホテルあさひ | 21m |
4 | 社会福祉センター | 14m |
5 | 貝崎ハイツ | 9m |
6 | ホテルマツヤ | 14.4m |
7 | ホテルアバン宿毛 | 14.4m |
8 | レジダンスクレール | 15m |
9 | 警察官舎 | 9m |
10 | 宿毛高校北庁舎 | 14m |
11 | ラ・フォーレNAGATA | 15m |
12 | ビジネスホテル上村 | 11m |
13 | アーネストサイワイ | 12m |
14 | 秋沢ホテル | 11m |
15 | ビューあじさい | 12m |
16 | 宿毛警察署 | 10.5m |
17 | 山本ハイツ | 9m |
18 | 宿毛市役所 | 10.5m |
19 | ハイツ江ノ島 | 9m |
20 | 大井田病院 | 17.5m |
21 | 高知県農業協同組合宿毛支所 | 13.5m |
22 | ハイツOcean View | 9m |