【宿毛市の津波浸水予測の箇所別到達時間等について】
以下の注意事項についてご留意ください
■津波浸水予測の箇所別到達時間について〔注意事項等〕 【高知県南海地震対策課】
1) 今回の津波浸水予測の箇所別到達時間算出の目的
○ 高知県が平成24年5月10日に公表した津波浸水予測は、最大クラスの津波からの避難計画を策定するために行ったもの
○ 津波避難計画の策定には、津波の到達時間が必要となるため、浸水域の公表に引き続き各市町村が指定した施設等までの30cm津波と最高津波の到達時間を計算して、地域の説明会で提示するもの
○ 30cm 津波の到達時間は、歩くことが困難となる浸水深を示したもので、避難行動を終える時間の目安とするもの
○ 最高津波の到達時間は、第一波以降かなり遅れて到達する場合があることを啓発するもの
2) 今回の津波浸水予測の箇所別到達時間の前提条件
○ 内閣府が平成24年3月31日に公表した津波断層モデルによる推計結果を基に、高知県が平成24年5月10日に50mメッシュで浸水域、浸水深を推計したものに対応して計算したもの
○ このシミュレーションに使用した地形データは、2003 年の中央防災会議で使用されたデータであり、その後の地形変化を反映できていないため、 今後見直しをした際には、計算結果が異なることがある
○ 津波断層モデル全11 ケースの内、高知県の沿岸部で最大津波高が推計された4ケースにより推計したもの
推計に用いたケース
ケース(4) :四国沖に大すべり域を設定
ケース(11) :室戸岬沖と日向灘に大すべり域を設定
ケース(5) :四国沖から九州沖に大すべり域を設定
ケース(9) :愛知県沖から三重県沖、室戸岬沖に大すべり域を設定
※ケース(5)・ケース(9)については奈半利町、四万十市に反映
○ 海岸堤防などの最終防潮施設等は無いものとして推計
○ 地盤の沈降を考慮しているが、隆起した場合は考慮していない(隆起の場合は現地盤のままとしている)
○ 高知県が平成24年5月10日に公表した浸水域、浸水深(津波により浸水する水深)の推計は、上記のケースにおける最大値を重ね合わせたものとなっているが、今回の到達時間についてはケース毎に計算結果を提示