朽ちる林邸
起死回生
多数賛同の声
募金箱へ
願いを
早稲田大学
平成26年度の調査により、林邸は全国でも類をみない、特異で貴重な建築物であることが分かりました。しかし、年々老朽化が進む、築128年の林邸を再生するには多額の費用が掛かり、厳しい財政状況の中で費用を捻出するのは困難な状況でした。
高知県下で平成29年度から始まった「志国高知幕末維新博」の事業として、本再生プロジェクトが認められ、高知県の補助金を活用出来ることになりました。それでも総工事費の約3億円には、1億円足りません。そこで、近年盛り上がりを見せる「ふるさと納税制度」を活用することに決めました。
市役所玄関に設置しているご意見ご要望箱に匿名の女性から一通の手紙が投函されました。手紙の一文にある「林邸の改修は多くの市民の喜び」という言葉は、多くの市民の気持ちを代弁してくれた言葉でした。それを証拠に地方紙等、各方面で市民の皆さまから多数賛同の声をいただいております。
子どもからお年寄りまで、市民が一体となって、このプロジェクトを成功させようという機運が高まる中、市内協力店へ募金箱を設置することにしました。下記が寄附金額の状況です。
募金総額 5,254,150円
G C F 1,467,000円
窓口受付 3,700,000円
募 金 箱 87,150円
宿毛市は、大隈重信とともに改新党を結成し、東京専門学校を開き早稲田大学の礎を築いた小野梓、および早稲田大学理工学部の新設に尽力した竹内明太郎生誕の地であることから古くから公式、非公式に関わらず、早稲田大学と交流をしてきました。
平成14年10月11日には「梓会」が設立され、総長をはじめ関係者の皆さんが毎年宿毛市へ訪れていただいています。
縁ある早稲田大学の教授であり、アンパンマンミュージアムの設計などで全国的に有名な建築家、古谷誠章教授をはじめ大学関係者の皆さまのご協力により、平成28年度の受託研究から始まり、設計や利活用のためのワークショップの開催等、早稲田大学にサポートいただいています。
※写真は第15回梓立祭で記念講演をする東日本国際大学学長、早稲田大学名誉教授 吉村作治 先生