宿毛市立宿毛歴史館

円覚寺の阿弥陀如来座像

円覚寺の阿弥陀如来座像

この仏像には、平安時代の作風がみられ、県下でも有数の古い立派な仏像である。 そのため昭和47年に県の有形文化財に指定されている。宇須々木の円覚寺の本尊であるこの仏像は、 昔大島の漁師が網で引き揚げたもので、南路志には「此本尊海中より上る、大島浦漁人網代でひく」とある。 このことから、大津波或いは大洪水などで九州或いは伊予から流れてきたものであろうか。

ひのきの一木づくりで、頭と胴を一本の木でつくり、胴部には大きな内づくりが施されている。 ひざと両手は別木でつくり、両手は手首でさしこんでいる。高さ85cm、昔は金箔をおしていたのか、 今はわずかに金箔が残り、全身黒々としていかにも古さと尊厳に満ちたとい仏像である。 光景と台座は室町時代以降の作である。享保5年(1720)寺号を円覚寺と改めたが、 明治4年廃寺、同13年御荘興禅寺末として再興し、今に至っている。

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