宿毛市立宿毛歴史館

出井(いでい)

出井

宿毛市の最北端にある集落がこの出井で、県境の橋一つを渡れば愛媛県の犬除(いぬよけ)である。

松田川の上流の花崗岩の川床には、長さ二〇〇m、幅四〇mにわたって大小二〇〇余りの甌穴(水流でえぐられた穴)が、 独特の美しい景観をなし、出井の甌穴として県の天然記念物に指定されている。その近くには篠山からにじみ出てくる冷泉もあるが、このような泉がわきでることから、出井の名ができたのであろう。

長宗我部時代には、二町一反余りの土地すべてが沖長門守の給地であった。長門守は元親の有力な家臣であった。

江戸時代、伊予と国境に接しているので国境の番所もあり、その番所の番人は出井の庄屋になっていた沖氏が代々なっていた。
明治以降、小学校もあったが昭和五五年には戸数一〇、人口一九と激減し、今は学校の廃校となってしまっている。
今、万才界で活躍している間寛平氏はここの出身である。

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