宿毛市史【近代、現代編-中央で活躍した人々-小野義真】

小 野 義 真(1839〜1905)

実業家。通称恭一郎、はじめ立田春江、後に立田強一郎といい、小野生駒ともいった。天保10年4月8日宿毛に生まれる。小野家は代々伊賀家に仕え、宿毛大庄屋を勤めた。義真は緒方洪庵の門に学び、文館句読役をつとめ明治維新後新政府に出仕し、大蔵少丞となり、ついで土木頭になる。大阪港の築港や淀川の改修に敏腕を振ったが、その後三菱会社に人り、岩崎弥太郎のもとで活躍、小岩井農場の建設をはじめ三菱興隆の基礎を固めた。
明治10年非常な困難を克服して日本鉄道会祉を創立し後には社長となリ、官線東海道線に対する私線東北線を敷設し、日本鉄道交通発展に貢献した。その人柄は快活で、書道・俳句をたしなみ、また浄瑠璃を好んだ。明治38年5月9日没す、67才。

小野義真
小野義真