宿毛市史【近代、現代編-中央で活躍した人々-林 包明】

林  包 明(1858〜1920)

民権運動家。安政5年宿毛村に生まれる。父は伊賀家の家臣で包寿、祖父林善次衛門は林有造の本家筋にあたる。明治7年立志社創立以来自由民権運動が高まるにつれ、浜田三孝等と協力して宿毛合立社をつくり、同11年以後の愛国社再興会議に合立社を代表して参加している。同11年7月土佐国州会設置に伴い第17大区代表議員に選出された。14年10月自由党の結成にあたり筆頭幹事に選ばれた。11月集会条令で処罰され15年8月には獄にくだる。出獄後は著述に専念し『社会哲学』をはじめ数々の著書を出す。その後日本英学館を設けて子弟の教育にあたり、星享、山田泰造らと公論新報を発行する。同20年保安条例発布で東京退去を命ぜられたが、22年憲法発布特赦で許される。以後政治活動はほとんど行わず、大正9年6月17日死去、63才。