宿毛市史【近代、現代編-中央で活躍した人々-岩村八作】

岩 村 八 作(1864〜1924)

北海道開拓、男爵。通俊の長男として、元治元年8月1日宿毛に生まれる。明治26年6月北海道膽振国有珠郡壮瞥村に移住して原野を開墾、ついで石狩国樺戸郡浦臼村晩生内に移って百五十町歩の農場を経営、更に同30年石狩国雨龍郡北龍村岩村部落の原野を開拓して二百余町歩の田地を造り、之を小作人に分割して譲り開拓事業者の範を示した。それらの事蹟を讃え、大正6年11月浦臼村開拓25周年の開拓記念碑建立に際してその功労者の一人として名が留められている。また大正7年12月北龍村岩村神社北側に謝恩記念碑が建てられた。
なお、八作はこれより先明治21年宿毛村大島字片島で製塩業を企だて、徳島県撫養から浜子30余人を招いて塩浜を開いた。この事業は明治40年頃廃止となったが、浜子の中には定住した者も多く、当時数軒にすぎなかった片島発展の端緒の一つにもなった。今もその地域を塩浜と呼んでいる。
大正3年3月父通俊を継いで男爵となったが、同13年6月29日愛媛県南宇和郡東外海村日土で没、61才。