宿毛市史【近代、現代編-中央で活躍した人々-岩村 透】

岩 村  透(1870〜1917)

美術評論家。男爵。明治3年1月25日東京市小石川区金富町に生まれる。岩村高俊の長男、慶応義塾幼稚舎から同人社を経て、明治18年東京英語学校(現青山学院大学)に入学、同21年渡米、同23年ワイオミングゼミナー美術科卒、ついでナショナルアカデミ美術科入学、同24年9月芸術的伝統のある国を求めて渡欧、ロンドン、ベルギー、パリ、ローマで美術の研究をし、帰国後同32年東京美術学校教授(29才)となり、美術史・英語学を指導する。17年間同校に勤務し大正5年退職。明治40年より大正2年まで6年間文展審査員となり、我が国美術発展に貢献した。晩年は評論と講演に過し、著書に『美術と社会』『芸苑雑稿』がある。また雑誌等に寄稿したりして文筆活動もしている。大正6年8月17日神奈川県三崎の別邸で病没、48才。

岩村 透
岩村 透