宿毛市史【近代、現代編-中央で活躍した人々-伊賀氏廣】

伊 賀 氏 廣(1886〜1966)

飛行機製作の先駆者。明治19年9月18日高知山内家に生まれ、伊賀家12代氏成(陽太郎)の養子となった。宿毛小学校高等科2年のとき、東京に行き、高等科、中学校を卒業、東京美術学校に入学、40年同校中退、41年1年志願兵として東京騎兵第一連隊に入隊、そこで飛行機に興味を持ち研究を始めた。明治43年双葉飛行機模型を製作し、9月伊賀式双葉空中飛行機」として専売特許を受けた。44年伊賀式滑走機(グライダー)を完成したが飛行には失敗する。同年国産第1号の飛行機を完成、これも滑走だけで失敗に終った。明治43年自宅に事務所をおいて日本飛行機協会を創立。のち帝国飛行協会と合併して、日本航空協会となる。
大正2年宿毛に帰り、昭和5年まで16年間、消防組頭(今の団長)として消防近代化に尽し、林有造を社長とした予土水産株式会社の創立に参加し、真円真珠養殖企業に成功する。昭和5年東京に移り、日本ヂイゼル株式会社創立に参加、同17年安達工業事務所長、竹中工具製作所相談役であったが、終戦と同時に退職し、以後仏像彫刻などで余生をおくり、昭和41年2月25日没、79才。墓は宿毛東福寺東山にある。