牧野博士は、1881年(明治14年)に、約1ヶ月間、植物の採集旅行として高知県西南部に訪れており、宿毛市沖の島にも訪れました。その際、ショウキズイセンという花の自生を確認した記録が残っています。
下は、「結網漫録(※)」に記載されている、牧野博士が描いた宿毛市沖の島の地図です。
※「結網漫録」とは、牧野博士の抜き書きです。(高知県立牧野植物園所蔵)
ショウキズイセン
ヒガンバナ科
四国・九州・琉球、台湾、中国に分布する多年草。花は鮮黄色で、花被の縁が波打つ。牧野博士は、県内では沖の島(宿毛市)に自生があると1891年に植物学雑誌に記載しているが、近年は確認されていない。開花期:9~10月
(出典:牧野植物園植栽ラベルより)
写真提供:高知県立牧野植物園
※複写及び無断転載禁止
【その他関連情報】
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