○交通事故をおこさない都市宣言
昭和52年1月20日
宣言
最近における自動車交通の発達は、悲惨な交通事故を増大し、本市においても犠牲者の比率はここ数年県下最高という実態である。
このことは、運転者も一般市民も現在のきびしい交通情勢に対する安全意識の欠如に起因しているのではないかと思われる。
本市は、今後四国西南地域開発の拠点として、また高知県の西の玄関として大きな発展が約束され、さらにきびしい情況におかれることを思うとき、まことに寒心にたえない。
このような現状を反省し、人命尊重という行政最高の根幹である市民福祉のために、交通道徳の高揚、交通環境の整備等の施策を、結集された市民の英知と勇断によって、総合的かつ強力に推進し、不幸な交通事故の絶滅を図らねばならない。
よって、全市民ひとしく、交通秩序を確立し、交通事故のない、明るく、豊かな宿毛市をつくるために、「交通事故をおこさない都市」として、ここに宣言する。
昭和52年1月20日
宿毛市長