宿毛市史【中世編-戦国古城-】

橋上町の城跡

井の森城
城跡は奥奈路字御番処ノ上にあり土塁並に三条のから堀がある。小島出雲守がはじめ居たところといわれてる。

色白城
城跡は奥奈路字色白山にあり、天正15年小島出雲守が築城したものという。城跡に金刀比羅宮を祭っている。
地検帳に「ヲカヤシキ古土居、一所壱段廿代、出壱反三歩、下ヤシキ、色白村、小島出雲守分、主作」とある。この古土居というのは、色白城の下にあるので、この土居に初め出雲守が居たのであろう。出雲守は、奥奈路から橋上の土居屋敷に移ったとみえ、地検帳に「土居ヤシキ、一所拾五代、出壱反弐十弐代、中ヤシキ、橋上村、小島出雲守給、主居」とある。出雲守の墓は清学寺境内にある。

色白城跡
色白城跡

橋上城
橋上町橋上字岡の川の山上にあり、から堀もある。近くに「シロガ谷」の地名もある。小島出雲守が橋上村の土居ヤシキに移ってからの城であろう。

出井城
『古城略史』に、城主岡村権之頭とあるが、城跡など不明である。