宿毛市史【近世編-宿毛の侍】

宿毛の侍

可氏が宿毛の初代領主となって宿毛に来たのは、慶長6年(1601)であるが、その時から宿毛の家士は宿毛領主の家来となったのである。それで本藩からいえぱ陪臣、すなわち「又家来」である。
そのため上士を与力といい、家格も役職も本藩とは異る組織となった。それらは多少の変遷はあったが、あまり変化なく藩政時代中引き継がれ、明治2年(1869)藩政改革で、本藩直属となるまで続いた。
  この間の家士の状況を以下述べてみたい。