宿毛市史【近世編-農村の組織と生活】

農村組織

村の役人としては、庄屋、老、組頭、百姓代などと呼ばれるものがあった。その初めは鎌倉時代に始まるという。はじめ名主や庄屋は武士がつとめたのであるが、時代が下るに従って、家柄正しく田畑等を多く持った百姓が庄屋として村を支配するようになったのである。
年寄(老)は庄屋の補佐役で、5人組の組頭もほぽ似たような役目であった。また百姓代は村の百姓で田地を多く持つ者がつとめた。庄屋、老、組頭を村方三役といった。。