筑後屋(吉右衛門、文化８年、筑前国)
小松屋(常八、文政７年)
阿波屋(新右衛門、安永３年)
鳥　 屋(市左衛門、明和２年)
津国屋(金三郎、文政１１年、摂津国)
磯　 屋(長右衛門、安永９年、備前国)
清水屋(善兵衛、文政元年)
豊後屋(友次、文政１１年)
宇和屋(常次母、嘉永６年)

なお大島の墓地にある県外人で屋号を記さないものや、過去帳に同様の者があるので一括して記しておく。
大坂住吉町、中島宇右衛門父 　　天保４年
豊後早見郡久米尾村　 善助　 　　嘉永３年
周防国熊毛郡上ノ関　　紺屋弥助妻　〃
加州東並郡達野村　　　智善　　　　　 〃
濃州武儀郡立花村　　　治右衛門　　 〃
近江高島郡在原村　　　磯右衛門　　 〃
摂州定ヶ崎 　山城屋平兵衛　　　　嘉永３年
備前上道郡 　幸右衛門母　　　　　嘉永４年
備中大島村　　　勝平　　　　　　　　　　〃
備後下山守村 　銀助妻　　　　　　 　　〃
豊後州原浦　　　　　　　池永熊吉　　　 　　文化元年
伊与中島浦粟井邑　 　新次郎　　　　　　　天保１２年
　〃　中島口浜□　　 　吉兵衛　　　　　　　文久３年
摂津国今津　　　　　　　清水屋弥右衛門 　文政１１年
備前国児島郡北浦村　磯屋長右衛門　　　安永９年
伊与嵐村　　　　　　　 　清家亀太郎　　　　 明治２５年
備中玉島　 　弥助　　　　　　　　　　嘉永４年
摂州聚落町　次良吉　　　　　　　　　　〃
紀州日高郡上柳瀬村　与右衛門妻　 〃
阿州日和佐　　　　　　　次太良　　　　〃
作州北庄山手下村　　 ツル女　　　嘉永５年
備後五日市町 　富永屋栄次　　　　嘉永７年

これらの人々については書きもらした者もあるかも知れないが、宿毛へ来て骨を埋めた他国の人々を知ることができる。