宿毛市史【近代、現代編-交通土木-陸上交通発達の経過】

宿毛宗呂下川ロ線

この線は小筑紫町福良から福良川に沿って坂井峠に至り、それより宗呂に通ずる道である。この道も郡道第2期線として大正4、5頃着手され、大正9年の洪水によって道路が寸断されたが、その後復旧されて大正13年頃一応完成したものと思われる。
この道は宿毛から清水に至る最短距離として、各種車輛バスなどの利用が多いが、最近車輛が大型化したのに幅員が狭いのと、力ーブが多く見透しがきかない為、往き交う時に不便が多く車の停滞を招くことが多い。そこで早急な改修が要望され昭和34年から39年の間に改修が行なわれたが未だに不完全である。そのため大改修が望まれるが、国道321号線が下川口、小才角、弘見と海岸廻りとなり、現在改良工事進行中のため、なかなか早急には改修が難しいのではないかと思われる。