宿毛市史【近代、現代編-民政-警察】

警 察

宿毛に警察機関が設置されたのは明治11年である。それ以来種々の変遷を経て、昭和51年本町に鉄筋コンクリート3階建の堂々たる庁舎が完成した。署長以下職員は38名である。宿毛市、大月町、三原村をその管轄区域として、個人の生命財産の保護、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締りその他公共の安全と秩序の維持に当っている。
宿毛警察署管内の駐在所も、はじめは巡査駐在所であったが、今では部長が駐在している所もあるので巡査の字を除けている。現在は山奈、平田、片島、橋上、小筑紫、弘見、姫の井、柏島、三原に駐在所がおかれている。
宿毛警察署の沿革
明治11年 6月11日 中村警察署宿毛分署として開庁。
明治14年 1月     宿毛警察署に昇格。
明治16年 8月     中村警察署宿毛分署となる。
大正10年        沖の島村巡査駐在所設置。(昭和43年6月廃止)
大正12年 9月     小筑紫村巡査駐在所設置。
大正15年 7月     分署廃止。宿毛警察署となる。
昭和 2年 5月     片島巡査駐在所設置。
昭和 3年 5月     平田村巡査駐在所設置。
昭和 3年12月     山奈村巡査駐在所設置。
昭和 4年        高知水上警察署片島巡査派出所の設置。(昭和11年9月1日宿毛警察署に移管となる。)
昭和 5年 2月     和田村巡査駐在所設置。(昭和17年宿毛町に合併)
昭和23年 3月     警察制度の改正に伴ない幡西地区警察署となる。自治体警察として宿毛町警察署新設。
昭和26年10月     警察法の改正により自治体警察宿毛町警察署廃止。幡西地区警察署に統合。
               篠川巡査駐在所設置(昭和43年6月廃止)
昭和27年 1月     警察法改正に伴ない宿毛地区警察署と改称される。
               湊巡査駐在所設置。(廃止年月日不明)
昭和29年 7月     県警察の発足に伴ない宿毛警察署と改称さる。
昭和51年 4月2日  新庁舎落成。

宿毛警察所 宿毛町警察署
宿毛警察所 宿毛町警察署