嘉永5年~明治19年(1852年~1886年)
-日本の将来を見つめた先覚-
小野梓は35歳の若さで病没しましたが、その人生の間に多くの功績を残しました。
維新後、アメリカ、イギリスで経済、法律を学び、帰国後は大隈重信とともに改進党の結成、東京専門学校(現早稲田大学)の設立に中心人物として尽力し、自らも良書の普及のために東洋館書店(現 冨山房)をつくって執筆にもあたりました。彼の著書「国憲汎論」では象徴天皇の理念が説かれています。
嘉永5年(1852年) 宿毛に生まれる
明治2年(1869年) 上京、昌平校入学
明治4年(1871年) 米国・英国へ留学
明治12年(1879年) 共存文庫(現在早稲田大学図書館)経営
明治13年(1880年) 会計検査院を設立
明治14年(1881年) 司法省退職
明治15年(1882年) 立憲改進党結成。東京専門学校(現在早稲田大学)創立
明治16年(1883年) 東洋館書店開業
明治18年(1885年) 「国憲汎論」(全3巻完了)
明治19年(1886年) 死亡(35歳)