B型肝炎とは
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス感染によっておこる肝臓の病気です。B型肝炎ウイルスへの感染は、B型肝炎ウイルスに感染した血液等に接触した場合に、感染を起こすことがあり,一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。また、経過の違いから、急性肝炎と慢性肝炎があり、急性肝炎は稀に劇症化する場合もあることから注意が必要です。キャリアになると慢性肝炎になることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。
B型肝炎ワクチン
皮下注射により接種します。ワクチン接種による抗体獲得率は、40歳までの接種では95%と報告されています。一方、ワクチン接種を受けても、お子さんの体質や体調によって免疫ができないことがあります。また、ワクチン3回接種後の感染防御効果は20年以上続くと考えられています。
対象者
1歳に至るまでの間にある者
標準的な接種期間
初回接種:生後2月に至った時から生後9月に至るまでの間に、27日以上の間隔をおいて2回
接種
追加接種:1回目の接種終了後、生後9月に至るまでの間に、139日以上の間隔をおいて1回
接種
接種回数
3回
副反応
主な副反応は倦怠感、頭痛、局所の腫脹、発赤、疼痛等であり、一般的には重大な副反応は認められないとされています。
通知方法
生後2か月になる前に、3回分をまとめて保健師が持参します。
※ 各予診票は、予防接種手帳の中にあります。