みょうが
「独特の香りと辛みが愛される香味野菜」
収穫・旬期間 : 通年
特徴・味
みょうがは、日本・中国・台湾などに独自に自生する宿根性の多年草で、日本では本州から沖縄まで自生しています。地下茎を伸ばして成長し、半日陰と湿った土壌を好みます。地下茎は低温に耐えるため、秋には根に栄養をため休眠期間に入ります。
みょうがは独特の芳香、辛み、歯ざわりをもつ香味野菜。先端の紅色が鮮やかでふっくらしたものが良質な証拠です。ビタミンC、カリウムなどが含まれており、食物繊維も多く含まれています。香り成分には、α-ピネンが含まれているので、食欲増進、発汗作用、解毒作用などがあると言われています。
調理としては、料理のつま、薬味にするほか天ぷら、酢の物、塩漬けなどがあります。また、網焼きで焼肉のたれをつけて食べれば、新たな美味しさを楽しんでいただけます。
生産のこだわり
みょうがは、露地栽培、ハウス栽培のどちらも可能ですが、宿毛市では主にハウス栽培を行っています。ハウス栽培を行うことで、みょうがの色付きは鮮やかになります。また、温度管理が可能になることで一年を通して収穫することができます。
宿毛市では、みょうがは各生産農家が共同出荷をしています。そのため、年2回ほど生産農家が集まり「目慣らし会(農産物の出荷が始まる前に、その生産者が集まり出荷基準を確かめ合う会のことです。)」を行い、高品質な生産と出荷を心がけています。