夫婦2人で育てる「平岡ぶどう園」
宿毛市の潮風をたっぷり受けて育った「潮風ぶどう」!
今回取材をさせていただいたのは、宿毛市西町にある「平岡ぶどう園」さんです。
今年は8月5日からオープンし、ぶどう狩りが始まりました。
平岡ぶどう園さんでは、ピオーネ・高妻(たかつま)・クイーンニーナ・シナノスマイルなど、約20種類のぶどうを栽培しています。
ぶどうは、黒系(ピオーネなど)・赤系(シナノスマイルなど)・緑系(シャインマスカットなど)の3色で色分けされています。
その中でも今年の「ピオーネ」は特に粒が大きく見栄えもすばらしいとのことです。5月頃から始まる「ジベレリン処理(種なしを作る作業)」や「摘粒(てきりゅう)」(房の形を整え、小粒を除去する作業)が早く終わったことで栄養が行きわたり、全体的に実が大きくなったそうです。
SNSを通して販路拡大を目指す!
そんな平岡ぶどう園さんも、コロナの影響により取り扱ってくれるところが減ってしまい、コロナ前に比べれば収入も減ってしまいました。
それでも宣伝やPRに力を入れ、最近では新聞やSNSにも掲載され、ぶどう狩りに来てくれる方、ふるさと納税などを通してネット注文をしてくれる方も増え、リピーターも増えたと平岡さんは笑顔で話してくれました。宿毛市の給食センターとも連携して子どもたちに食べてもらったり、干しぶどうなどの加工品を地元のイベントに出品したりもしています。
夫婦2人で育てる「平岡ぶどう園」だからこそのこだわり!
現在「平岡ぶどう園」さんでは、4,000平米のハウスを平岡さんご夫婦2人だけでぶどうの栽培をされています。5月からぶどう狩りが始まるまでの数ヶ月は朝から晩まで栽培管理をしつつ、合間には加工品やPR活動なども忙しく作業されています。
平岡さんに生産のこだわりをお聞きしたところ、「消毒を極力控える安心安全な栽培(残留農薬ゼロなので収穫したてを洗わずに食べられる)」「乳酸菌生成エキスを散布して栽培(日持ちしやすくなる)」しているそうです。
今後の「潮風ぶどう」にも期待!
宿毛市の潮風をたっぷり受けて育ったぶどうは、他のぶどうにはない深い甘みやコクがあります。そんな「潮風ぶどう」が収穫できるのは9月末頃まで。電話やSNSを通しての注文は9月中旬頃までになるそうです。
今後は、こだわりの化粧箱で粒売りをしていくことも視野に入れているそうで、今までとはまた違った形で多くの方に楽しんで味わってほしいと話してくださいました。
時期によって収穫できる品種も変わってきますので、ぜひ多くの品種を楽しんでいただければと思います。
お問合せ先
高知県宿毛市西町2-21
平岡ぶどう園
TEL:0880-62-1090