寒い時期だからこそオススメのショウガ
ショウガの収穫が始まりました!
今回取材をさせていただいたのは、今年6月にショウガの植え付け作業を取材させてもらった「農業組合法人 平田の百姓屋」の方々です。
6月に植え付けをしてからは、防除を何度も行なったり、肥料を撒いたりと成長を見守ってきたそうです。ショウガは病気に弱く、発症してしまうと数年間は同じところでショウガの栽培はできません。そのため、植え付けから収穫までの間は気を配りながら栽培を行います。今年は夏の長雨により、ショウガの田んぼが水に浸かってしまい、土の中でショウガが腐ることもありました。それによって収穫量は前年よりも少ないそうですが、取材時に収穫したショウガを見せてもらうと、とても大きく色の綺麗なショウガが多く、辺りにはショウガの芳しい香りが充満していました。
こちらでは約30aの田んぼでショウガをおよそ5日間かけて収穫します。
昨年導入した機械で、ショウガの畝(うね)の土を掘り起こしながら、長く伸びた葉や茎を切り落としていきます。そして土から掘り起こされたショウガを引き抜き、さらにクワなどで丁寧に土を掘ってショウガが残っていないか確認します。引き抜いたショウガを一つ一つ手作業で茎を切っていきます。ショウガは、スーパーで個包装されたものを見かけますが、収穫直後のショウガは、一個が大きなかたまりです。それを丁寧に箱に詰めて出荷します。
ショウガには、 “ショウガオール”という成分が含まれています。この成分には、体内の脂肪や糖質の燃焼を促して、カラダの内側から温める働きがあります。これからの寒い時期、冷え解消のため日常に取り入れることがオススメです。ショウガは、過熱か乾燥をさせなければ、冷え解消の効果はありません。1日5~10gを目安に日々の食事に摂り入れてみてください。