宿毛に住んでみん?
移住ガイドブック

体験談

斉藤 祥太郎さん

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移住者氏名  斉藤 祥太郎さん(東京都出身)
移住年月     2019年2月
年代          20代
家族構成     夫婦2人
職業             宿毛市役所職員
移住形態     Iターン

 

移住までの経緯・概要

東京での大学生活で都会の喧騒と競争に疲弊し、「もっと自然に近い場所で、等身大の自分でいられる暮らしがしたい」と考えるようになりました。バックパッカーやヒッチハイクで日本各地を旅する中で、都会以外での生活に可能性を感じるようになります。そんな時、地域おこし協力隊という制度を知り、新しい挑戦ができる点に魅力を感じました。
複数の候補地の中から、初めて訪れた宿毛市で、豊かな自然と開放感、そして地元で水揚げされた新鮮な魚のおいしさに感動。「ここなら自分らしい暮らしができる」と直感的に感じました。また、地域おこし協力隊の受け入れ実績が豊富なことや、面接で出会った地域の人々の温かい雰囲気に触れ、「安心して新しい生活を始められる」と確信し、移住を決意しました。

 

よかったこと・困ったこと

移住してよかったことは、まず生活の自由度が格段に上がったことです。都会での満員電車や時間に追われる移動から解放され、車で自由に動けるようになったことで行動範囲が広がり、日々ストレスなく過ごせるようになりました。また、街に人混みが少なく、ゆとりのある生活を送れることも大きな魅力です。
何より、食の豊かさは宿毛ならではです。新鮮な魚介類が日常的に手に入り、居酒屋で食べるお刺身は絶品です。イサギやスマなど、都会では味わえない魚が身近にあることは大きな喜びです。
一方で、移住当初は知り合いが少なく、休日に一緒に過ごす友人がいないことに寂しさを感じることもありました。また、地域おこし協力隊として「成果を出さなければ」というプレッシャーも感じていました。しかし、地域のイベントや仕事を通して徐々に顔見知りが増え、今では困った時に相談できる人が身近にいることで、安心して暮らせています。
3年間の地域おこし協力隊での経験を経て、「これからは、自分を成長させてくれた宿毛市に貢献したい」という想いから、市役所職員になる道を選びました。現在は、市民の方々と直接触れ合う機会も多く、窓口業務や地域イベントを通じて「ありがとう」と言っていただける瞬間がとても嬉しいです。これからも、宿毛市をより魅力的な町にしていくため、できることから一歩ずつ取り組んでいきたいと考えています。
地域おこし協力隊で培った経験を活かしながら、地域の魅力を未来につなげる役割を果たしていきたいです。

 

移住を検討している方にメッセージ

移住は人生の大きな決断ですが、その一歩を踏み出す価値はきっとあります。宿毛市は、都会のような刺激や便利さとは少し違う、自然豊かで人とのつながりが温かい町です。ここでは、必要以上に周りを気にすることなく、自分のペースで暮らせます。都会で競争や比較に囚われ、自分を見失いそうになっていた私にとって、この町は「本当にやりたいこと」「大切にしたい価値観」を見つめ直すきっかけをくれました。
もちろん、移住には課題もあります。都市部のような選択肢の多さやスピード感を求めると、物足りなさを感じるかもしれません。しかし、それは「どんな生き方をしたいか」を考える上で、とても有意義なことです。
移住は、自分自身を整え、新しい一歩を踏み出すための大切な時間になります。まずは一度、宿毛市を訪れて、この町の雰囲気や人々の温かさを肌で感じてみてください。きっと、あなたが求める答えを見つけるヒントが、ここにあります。

 

このページに関するお問い合わせ
宿毛市 企画課 移住定住推進室
〒788-8686 高知県宿毛市希望ヶ丘1番地 (本庁舎3階)
TEL:0880-62-1256 FAX:0880-62-1274
E-mail:1165@city.sukumo.lg.jp

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