熱湯や火災でのやけど
- (1)身につけているものを脱ぐ前に、水道水など流水で救急車到着まで冷やす。氷を入れるともっと良い。
- (2)衣服は無理に取らないでハサミなどで切り取る。
- (3)水泡が出来ている場合は破らないようにする。
軽いやけどなら痛み、赤みがとれたらそのままにしておけば治るが、ひどい場合は十分に冷やしたら、 何もしないで、患部に清潔なガーゼやタオルをあてて、すぐに病院を受診する。
重症の場合
- (1)小さなやけどなら前記の【1】と同じ処置をする。
大きなやけどなら、患部を清潔なタオルやシーツなどで覆って水をかけるか、 水に浸した清潔なタオルやシーツで患部を冷やす。
ただし、広いやけどでは冷やすことで体温が下がり、循環状態に影響を及ぼすことがある。 とくに小児では冷やしすぎに注意。 - (2)衣服は無理に脱がさない。
化学薬品でのやけど
- (1)大量の流水で十分に流す。
- (2)薬品のしみこんだ衣服はハサミなどで切って脱がせる。