日頃より本市の教育行政にご理解ご協力いただき、誠にありがとうございます。
さて、宿毛市教育委員会では、令和2年2月に策定しました宿毛市立小中学校再編計画に基づき取り組みを進めているところです。その計画では、①適正規模・適正配置、②津波浸水が予測される学校の高台移転、③小中一貫教育を推進するための小中一体型施設の検討を基本的な考え方とし、各地区において学校を建設することとしています。その中で、完了した宿毛小・中学校に続き西地区学校建設に向けては、令和3年度より適地調査や基本計画の策定など事業を進めて参りましたが、下記のとおりコロナ禍以降出生数が大幅に減少し、また、コロナ禍が収束した令和5年度、6年度はさらに本市の少子化が進行していることを踏まえ将来にわたって持続可能な学校環境を整えていくためには、学校の適正規模、適正配置について計画の見直しを行う必要があるとの結論にいたりました。
再編計画の見直しにあたっては、保護者や市民の皆さまから幅広くご意見をいただき、本市の教育環境の改善に向け取り組んでいくことが重要だと考え、アンケートを実施させていただくこととなりました。ご多用のところお手数をおかけしますが、アンケートの趣旨をご理解いただき、ご協力いただきますようお願いいたします。
アンケート実施方法
- 紙による実施(配布・回収場所:市役所、各支所)
- 宿毛市電子申請サービス
→ 電子申請サービスのURLはこちら(https://apply.e-tumo.jp/city-sukumo-kochi-u/offer/offerList_detail?tempSeq=15736)
アンケート実施期間
令和7年7月18日(金) ~ 令和7年8月29日(金)
参考資料
宿毛市立小中学校再編計画(令和2年2月改定) (PDF 394KB)
〇宿毛市の出生数の推移
年度 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 |
出生数 | 182 | 156 | 145 | 138 | 134 | 142 | 123 | 129 | 116 | 107 | 81 | 89 | 85 | 65 | 64 |
※現在の中学校3年生が生まれたのがH22年度、小学校1年生が生まれたのがH30年度です。
〇小学校児童数推計 (令和7年5月時点の住民基本台帳に基づく推計です)
〇中学校生徒数推計 (令和7年5月時点の住民基本台帳に基づく推計です)
※児童・生徒数推計は、転入・転出、転居、市外の学校への進学などにより人数が変化します。
※令和6年度生まれの子どもが小学校1年生になるのが令和13年度、中学校1年生になるのが令和19年度です。
〇小規模校のメリット・デメリット
小規模校のメリット
〇一人ひとりの学習状況や学習内容の定着状況を把握しやすく、補充指導や個別指導を含めたきめ細かな指導が行いやすくなります。
〇意見や感想を発表する機会が増えます。また、様々な活動において、一人ひとりがリーダーを務める機会が多くなります。
〇異年齢の学習活動、体験的な学習、校外学習が行いやすくなります。
〇児童生徒相互の人間関係が深まりやすく、異学年間の縦の交流が生まれやすくなります。
〇教職員間の意思疎通が図りやすく、相互の連携を密に行いやすくなります。
〇保護者との連携が図りやすく、家庭状況や地域の教育環境なども把握しやすくなります。
〇地域の協力が得られやすいため、地元の教育資源を最大限に生かした活動が展開しやすくなります。
〇運動場・体育館などの施設がゆとりをもって使用できます。
小規模校のデメリット
〇集団の中で多様な考え方に触れ、学びあい、切磋琢磨する機会が少なくなる傾向にあります。
〇運動会などの学校行事や音楽活動等の集団教育活動に制約が生じやすくなります。
〇児童・生徒同士の人間関係が固定しやすく、人間関係に考慮したクラス分けができなくなります。
〇教員定数が少ないために、中学校では免許外の教科を教えることになる可能性が高まり、小学校では、担任以外の音楽や体育などの専科教員の配置が難しくなります。
〇中学校では、教員数が少ないため顧問となる教員が少なく、生徒数も少ないため団体競技など希望する部活動に入れないことがあります。
〇教員一人にかかる校務の負担が大きくなります。
〇複式学級となると、複数の学年の児童が同じクラスで、内容の異なる授業を受けるので、通常の学級に比べ教員も子どもたちも負担が大きくなります。
〇特に人数が少ない場合、将来大きな集団に入った時の適応に苦慮することがあります。