平成30年度教育行政方針
はじめに
宿毛市は、美しい自然と先人の残された薫り高い文化と伝統を受け継ぎ、子どもが大きな夢をもち、青少年が明るく希望に満ちあふれ、お年寄りが安らぎに満ちた人生を送れる『人が輝き、自然がほほ笑む元気都市“すくも”』を目指しております。
その実現のために、所得向上・雇用創出のための産業振興をはじめ子育て支援や福祉の充実・健康づくりなど、さまざまな取り組みを行っております。
特に、教育の振興を図ることは大変重要であり、次代を担う人材を育成し、生涯を通して学び続ける環境を整えることは地域振興の基本であると言えます。
学校教育については、情報化やグローバル化をはじめ、絶え間ない技術革新など急激な社会的変化の中で、「知・徳・体」の調和のとれた「生きる力」を育むために必要な資質や能力を確実に備えることのできる教育が求められており、そのための「学びに向かう力」や「人間性の涵養」「生きて働く知識・技能の習得」、さらには、「思考力・判断力・表現力等の育成を図るための主体的・対話的で深い学びの実現」に向けて取り組んでいく必要があります。
社会教育については、市民一人一人が生きがいと潤いのある人生を過ごすため、自主的な学習機会の充実や健康増進に向けた取り組みを推進する拠点となります各種文化施設や社会体育施設を積極的かつ有効に活用して行く必要があります。
これらの取り組みにより、いかに社会が変化しようと、生涯にわたって学び続け、社会の一員という自覚を持ちながら、自ら課題を見つけ、考え、主体的に判断し、行動できるたくましい人材を育成してまいらなければならないと考えています。
地域振興の礎は、人づくりにあります。
宿毛市は、明治維新以降、国の発展のために活躍した数多くの人材を輩出した地域であります。その郷土の伝統と文化を大切にしつつ、子どもたちの「生きる力」を育むための確かな学力の保障と豊かな人間性を身につけた、健康でたくましい人づくりを目指して取り組みます。
ダウンロード