令和6年度教育行政方針
はじめに
宿毛市は、宿毛市振興計画で「人が輝き 自然と生きる 共感・共創のまち“宿毛”」をめざし、豊かな地域資源の価値を知恵と工夫で最大限に高め、未来の宿毛で活躍する人材をみんなで育て、新しい誇れる歴史を刻んでいくことをまちの将来像としてまちづくりに取り組んでいます。
その将来像を実現するための4つの政策目標の1つの柱として「学びと交流で明日の人を創る」ことを目標としており、教育の振興は、地域の発展に大きく寄与するものと考え様々な取り組みを行うとともに、国際目標SDGsの達成に向けて可能な取り組みを進めることが求められています。
さらに、国の第4期教育振興計画では、短期的な幸福のみならず生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含む概念であるウェルビーイングの向上が求められており、本市においても学校教育、社会教育における様々な教育活動により、いかに社会が変化しようと、生涯にわたって学び続け、社会の一員という自覚を持ちながら、主体的に判断し、行動できるたくましい人材を育成していく必要があると考えています。
令和6年4月からの「宿毛市教育振興基本計画」では、「夢と志を持ち、心豊かに生き抜くことができる人材の育成」、「郷土への愛着と誇りを持ち、高い志を掲げ、地域の発展をけん引する人材の育成」、「多様な個性や生き方を互いに認め、尊重し、協働しあう人材の育成」を基本理念として定め、教育の振興を図っていくこととしています。
地域振興の礎は、人づくりにあります。
宿毛市は、明治維新以降、国の発展のために活躍した数多くの人材を輩出した地域であります。その郷土の伝統と文化を大切にしつつ、子どもたちが大きな夢と志を持ち、生涯にわたって学び続ける意欲が持てるよう確かな学力の保障と豊かな人間性を身につけた、健康でたくましい人づくりを目指してまいります。