伝統の獅子舞
子供が担ぐ神輿と名脇役
あぜ道を通る神輿の風景
開催場所 宿毛市沖の島町(弘瀬)
開催時期 8月16日(開催年・天候等により変更となる場合があります。)
1400年代中ごろから「オミドンボ」「鎌倉踊り」の名で始まり、山伏などの変装姿を踊りに組み込んで始まったとされる。
当初傘鉾はなく、明治維新後、踊りに組み込まれ、「傘鉾」と呼ばれるようになった。
傘鉾は、沖の島弘瀬を開拓・統治した三浦家に伝わるもので、
明治維新でその特権が返上されるまで、三浦家占有品の一つであった。
先祖供養の用品で、盆に三浦家で飾られていたものが、明治維新後に「新仏供養」として島民へ伝わったとされる。
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前夜祭
傘鉾の前夜。
女性の唄にあわせ、女性が叩く太鼓のリズムで、女性たちが踊ります。
独特の静かなリズムと美しい唄。
少し哀愁が漂ってくるのは、先祖・新仏供養の盆という季節だからでしょうか。
傘鉾の準備
朝、傘鉾づくりが行われています。
番傘の柄に二メートルほどの竹を継ぎ足して長くし、傘の外周には、色布を飾り、垂幕とします。
傘の内部には二本の竹を十字にくくり付け、その竹を軸に二個の提灯、懐中電灯(内部照明用)、造花、金、銀の色紙などを細工して装飾をほどこします。
傘の中には、遺影も飾られます。
会場の様子
もうすぐ傘鉾が始まります。
五つの傘鉾が会場に姿を現しました。
会場中央には、櫓が組まれ、上段には太鼓も準備されました。
島の人達も集まってきました。
傘鉾が動きはじめました!
傘鉾が音頭と囃子に合わせ、動き始めました。
傘鉾は白装束の女性が持ちます。
円状にならび、右回りに、三歩前進、一歩後退の行進を続けます。
傘鉾の持ち手は、傘鉾を垂直に立て、その柄を左右にねじ回しながら一歩後退のあと、櫓に向って静止します。
櫓の音頭と囃子
会場中央に設置された櫓の上で采配を振るうのが「音頭とり」。
その櫓の下に大勢の人が集まり、音頭にあわせ、囃します。
その音頭と囃しに合わせて、傘鉾は移動し、行事は進行します。
三周する意味は・・・
傘鉾は櫓の周りをゆっくりと三周します。
場内を三周する踊りには・・・
死者が、欲界、色界、無色界という三界を通って浄土に往く途中を表すものという意味があるとか・・・・。