【肺炎球菌感染症(高齢者)とは】
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に、気道の分泌物に含まれ、咳やくしゃみなどを通じて飛沫感染します。日本人の約5~10%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が増殖し、下気道や血流中へ侵入することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
【肺炎球菌ワクチン(高齢者)】
沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)を用いて、1回筋肉内に接種します。
肺炎球菌には、100種類以上の血清型があり、定期接種で使用される沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)は、そのうち20種類の血清型を対象としたワクチンであり、この20種類の血清型は、成人侵襲性肺炎球菌感染症(※)の原因の約5~6割を占めるという研究結果があります。
また、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)は、血清型に依らない侵襲性肺炎球菌感染症全体の3~4割程度を予防する効果があるという研究結果があります。
※侵襲性感染症とは、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことをいいます。
令和8年4月1日より定期接種で用いるワクチンが23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)から、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)に変更になりました。
【対象者】
・宿毛市に住民票がある方のうち、過去に肺炎球菌ワクチンを接種したことがない以下の方
①65歳の方
②60~64歳の方で、心臓、じん臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方及びヒト免疫不全ウイルスにより綿期の機 能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方(身体障害者手帳1級の提出が必要です)
【接種費用(自己負担金)】
3,900円
※接種費用の免除について・・・生活保護受給者世帯の方は接種費用が免除されます。
免除を受けようとする方は、宿毛市福祉事務所で交付され
る自己負担免除証明書を医療機関に提出してください。
【接種回数】
1回
※2回目を接種した場合や接種期間を外れた場合は、全額自己負担となりますのでご注意ください。
【沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)の安全性】
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシー、痙攣(熱性痙攣含む)、血小板減少性紫斑病がみられることがあります。
接種後気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
| 発現割合 | 主な副反応 |
| 30%以上 |
疼痛・圧痛※(59.6%)、筋肉痛(38.2%)、疲労(30.3%) |
|
10%以上 |
頭痛(21.7%)、関節痛(11.6%) |
|
1%以上 |
紅斑、腫腫 |
※ワクチンを接種した部位の症状、添付文書より厚生労働省にて作成
【他のワクチンとの同時接種・接種間隔】
医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、帯状疱疹ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。また、他のワクチンとの接種間隔に制限はありません。
【通知方法】
対象者のうち
①に該当する方:予診票とともに封書でご案内します。
②に該当する方:通知はいたしませんので、接種をご希望の方は健康推進課まで
ご連絡ください。


