結核とは
結核菌という細菌が体の中に入ることによって起こる病気です。
結核菌は主に肺の内部で増えるため、せき、たん、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状を呈することが多いですが、肺以外の臓器が冒されることもあり、腎臓、リンパ節、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。特に、小児では症状が現れにくく、全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。
BCGワクチン
9本の針がついたスタンプ(管針)を、上腕2か所におしつけて接種します。
生後1歳までのBCGワクチン接種により、小児の結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては64~78%程度罹患リスクを減らすことができると報告されています。
接種回数
1回
標準的な接種時期
生後5ヵ月~8ヵ月の間
副反応
1%以下の割合で、接種した後に局所の潰瘍やリンパ節の腫れがみられると報告されています。また、発生頻度は不明ですが、接種後に「アナフィラキシー」、「全身播種性BCG感染症」、「骨炎・骨髄炎」、「皮膚結核様病変」等が発生したという報告があります。
通知方法
生後5か月になる月の前月に、ハガキでご案内します
※ 予診票は、予防接種手帳の中にあります。