すくもの福祉人インタビュー

高知県立宿毛高校の部活動の一つ、地域貢献部の6人が宿毛で高齢者の生活を支える仕事をしている福祉人(ふくしびと)たちの取材・撮影を担当しました。

もっとお年寄りと話したい

山本 哲也さん

宿毛市役所 長寿政策課 看護師

主に、高齢者の健康相談や自宅訪問をしています。ほかにも、筋力を維持するためにつくられた高知発祥の「いきいき百歳体操」など、たくさんのことをしています。

市役所で働くようになったのは、看護師の資格を取って、たまたま最初にあった試験が市役所の試験だったから。試験慣れするために受けたのがきっかけで、そのまま20年以上働いてます。

心掛けていることは、コミュニケーションの仕方、話し方です。相手に応じて、話し方を使い分けています。あと、困った人がいたら、その人に一番適切な方法やサービスも考えます。

コミュニケーションのコツですか? 僕は話すのが好きですけど、聞き手に回るのがいいと思います。特に、健康相談に来る方は何か話したくて来ているので。本当はもっと一人暮らしのお年寄りと接したり、お話をしたりしたいんですけど、今は忙しくてそれが後手後手になってしまうのが、少し苦労しているかな。

「やりがい」は考えたことがないんですよね。なんだろう…。みんなで考えて、介護のサービスをその人のために利用して、その人がちょっとでも長く家に住むことできれば、やりがいを感じられるかなって思います。

インタビューを終えて

私は人見知りで、人と会話を続けることがあまり得意ではないので、会話を続けるコツを参考にしたいです。相手の方のことを考えながらお仕事をする姿はすごく素敵だなと感じ、私も将来お仕事をする際にはこうなりたいなと思いました。(宿毛高校1年生 H.S)