天保11年~大正4年(1840年~1915年)
-北海道開発の父-
現在、札幌と旭川に岩村通俊の北海道開発の偉業を称えて銅像が建てられています。
通俊は土佐藩宿毛領主の重臣で、戊辰戦争には官軍の軍監として従軍し、維新後の動乱期には佐賀県権令や鹿児島県令などの地方長官を歴任しました。そしてその後、初代北海道長官となるなど北海道全域にわたる開発に力を注ぎ、その基盤をつくりました。
天保11年(1840年) 岩村英俊の長男として宿毛に生まれる
慶応3年(1867年) 倒幕運動に参加
明治2年(1869年) 函館開拓判官
明治10年(1877年) 西南の役。鹿児島県令
明治12年(1879年) 会計検査院長
明治19年(1886年) 初代北海道庁長官
明治22年(1889年) 農商務大臣(伊藤内閣)
明治23年(1890年) 勅撰貴族院議員
明治29年(1896年) 華族に列し男爵を授けられる
明治33年(1900年) 朝鮮京釜鉄道会社設立、常務理事
大正4年(1915年) 死亡(76歳)