明治16年~昭和40年(1883年~1965年)
-戦時下の司法大臣-
岩村通俊の五男で法曹界で活躍したのが岩村通世です。
東京帝国大学を卒業し、検事総長を経て、昭和16年に司法大臣となりますが、そのときに太平洋戦争がおこりました。敗戦と同時に戦犯容疑者として逮捕され3年間拘留されますが、その容疑ははれて釈放されました。その後は社会事業に余生をそそぎました。
明治16年(1883年) 岩村通俊五男として東京に生まれる。日新館で教育をうける
明治22年(1889年) 宿毛小学校卒業
明治43年(1910年) 東京帝国大学独法科卒業、司法官試補、甲府地方裁判所勤務
昭和6年(1931年) 名古屋地方裁判所検事正
昭和15年(1940年) 検事総長
昭和16年(1941年) 近衛内閣、東条内閣司法大臣
昭和23年(1948年) A級戦犯の容疑がはれ釈放される
昭和40年(1965年) 死亡(81歳)