弘化2年~明治39年(1845年~1906年)
-地方長官を歴任-
岩村高俊は岩村通俊、林有造を兄にもつ岩村三兄弟の末弟で、戊辰の役では官軍の軍監として北越を転戦しました。
維新後は各県の地方長官を務め、佐賀県権令のときには、兄通俊の協力をえて江藤新平率いる佐賀の乱を鎮めました。明治25年には貴族院議員にも選ばれましたが、その後も福岡県、広島県などの各県の知事を次々と歴任しました。
弘化2年(1845年) 岩村英俊の三男として宿毛に生まれる
慶応3年(1867年) 京都で陸援隊に入隊
明治元年(1868年) 戊辰の役、北越に戦う
明治7年(1874年) 佐賀県権令・佐賀の乱鎮圧
明治11年(1878年) 愛媛県県令
明治19年(1886年) 石川県知事
明治23年(1890年) 愛知県知事
明治25年(1892年) 勅撰貴族院議員
明治28年(1895年) 福岡県知事
明治30年(1897年) 広島県知事
明治39年(1906年) 死亡(62歳)