酒井 融(さかい とおる)
天保11年~大正9年(1840年~1920年)
-熊本城ろう城-
酒井融は青年時代に医学を学び、戊辰戦争に軍医として従軍しました。
維新後、陸軍の会計軍吏となり、西南の役では熊本城でのろう城に食糧調達の責任者として参戦、2ヶ月にわたってたえぬきました。
その後軍隊を退き、小野梓によって開設された会計検査院の検査員になりますが、明治27年に日清戦争がおこると、再び糧餉部長に抜擢され、その責任をはたしました。
生い立ち
天保11年(1840年) | 宿毛市に生まれる 宿毛御典医羽田文友に医学を学ぶ |
明治元年(1868年) | 戊辰の役、宿毛機勢隊軍医 |
明治7年(1874年) | 陸軍省勤務、主計将校となる |
明治10年(1877年) | 西南の役、熊本鎮台主計主任 |
明治18年(1885年) | 会計検査院の検査官 |
明治27年(1894年) | 第一軍糧餉部長 |
大正9年(1920年) | 死亡(81歳) |