大江 卓(おおえ たく)
弘化4年~大正10年(1847年~1921年)
-近代ヒューマニズムの先駆-
大江卓は維新の志士として活躍し、維新以後は被差別民の人権のために努力しました。神奈川権令のときに起きたマリア・ルーズ号事件では不法に奴隷として扱われていた清国人を国際法にのっとって解放しました。
その後土佐出兵計画の首謀者の一人として獄中生活を送りますが、出獄後は被差別民の救済を目指して帝国公道会を設立する一方、自らは出家して全国を行脚しました。
生い立ち
弘化4年(1847年) | 大月町柏島に生まれる |
慶応3年(1867年) | 陸援隊にはいり、倒幕運動に参加 |
慶応4年(1868年) | 戊辰の役、紀州藩を無血降伏させる |
明治4年(1871年) | 部落解放令を制定させる |
明治5年(1872年) | 神奈川県権令。 「マリア・ルーズ号事件」の裁判を行う |
明治10年(1877年) | 土佐挙兵計画に参画、獄中生活を送る |
明治23年(1890年) | 第一回衆議院議員選挙当選、予算委員長 |
明治32年(1899年) | 朝鮮京釜鉄道建設 |
大正3年(1914年) | 帝国公道会設立、全国行脚 |
大正10年(1921年) | 死亡(75歳) |